ラクダの祭典が開幕する、アラブ首長国連邦 [ラクダ]
【2012年12月23日】アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ郊外、マディーナ・ザイードで、ラクダの祭典「Mazayin Dhafra」が開催されたもよう。
イベントにはペルシャ湾沿岸諸国から多くの参加者が集まり、ラクダのレースや「美ラクダ」コンテスト、工芸品の展示会などが行われたらしい。
コンテストで審査する美ラクダの基準は、どんな条件なんでしょうね。
写真6/16枚は、祭典の会場近くでラクダの手綱を引く男の子。
写真12/16枚は、ラクダレースのスタート地点に並ぶラクダと騎手たち。
疾走するラクダの首が長いのにはビックリ仰天です。キリンには負けるとしても長い首ですね。赤い砂丘の模様が美しい。
ラクダは『砂漠の舟』とも呼ばれ、アラブ世界では古くから重要な移動手段であったらしい。
ラクダは砂漠のような乾燥した環境に適応しており、水を飲まずに数日間は平気で耐えることができる。
酷暑や乾燥に対する強い耐久力があり、砂漠地帯で長時間にわたって水を飲まずに行動できると言う。
背中のこぶには水を蓄えているのではない。ラクダは血液中に水分を蓄えていることがわかっているらしい。
ラクダは一度に80リットル、最高で136リットルもの水を飲むが、その水は血液中に吸収され、大量の水分を含んだ血液が循環するらしい。
さらに人間の場合は体重の1割程度の水が失われると生命に危険が及ぶが、ラクダは4割が失われても生命を維持できると言う。
酷暑で乾燥した砂漠の厳しい環境に適応して進化してきたのだろう。
砂漠地帯で長時間水を飲まずに行動できるため、古くから駱駝騎兵としても軍事利用されてきたらしい。
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