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世界最大級のラクダ市が開催、インド [ラクダ]


【2012年11月25日】インドのプシュカール郊外で世界最大規模のラクダ市が開催されているらしい。
毎年恒例の伝統行事であるラクダ市には5日間の開催期間中に数千人もの商人が訪れ、主にラクダ(駱駝)などの家畜の売買を行うと言う。

写真はラクダの側で、焚き火に当たるラクダ商人(2012年11月23日撮影)。
ラクダ商人が焚き火で暖を取るくらいだから今インドの夜は寒いのだろう。

ラクダ(駱駝)はラクダ科に属する哺乳類であり、西アジア原産で背中に1つのこぶをもつヒトコブラクダと、中央アジア原産で2つのこぶをもつフタコブラクダ の2種が現存すると言う。

ラクダ(駱駝)の背中のこぶ(瘤)には水を蓄えているのではないらしい。
背中のこぶ(瘤)の中には脂肪が入っており、エネルギーを蓄えるだけでなく、脂肪は「断熱材」として働き、汗をほとんどかかないラクダの体温が日射しによって上昇しすぎるのを防ぐ役割があると言う。

皮下脂肪のほとんどが背中に集中しているので、上から背中に照りつける日射しの熱を遮ると共に、背中以外の体表からは放熱を促すように働くと言う。

こぶ(瘤)として体の一ヶ所に脂肪を集めておくと、全体に脂肪があるよりも、体の熱を逃がすのに便利なのです。
皮下脂肪が背中に集中しているのは、上から照りつける日射しの熱を遮るのに都合がいいのですね。

熱帯の砂漠では酷暑の日中は日射しを避けて、こかげ(木蔭)で休息し、夜間に星や月の光を頼りにラクダで旅(移動)するらしい。
月の砂漠を旅するのですね。これなら涼しくて快適、ラクダも楽だというものです。

食用としてのラクダ利用において最も重要なものはラクダ乳の利用と言われる。

イスラム圏において古来から乳用動物として飼育されてきたものは「ラクダ、ヒツジ、ヤギ」ですが、ラクダはヒツジやヤギに比べて授乳期間が長い(約13か月)上に、乳生産量も一日5リットル以上と非常に多かったため、ラクダ乳は砂漠地帯の遊牧民の主食とされてきたらしい。

ラクダは草食(植物食)であり、餌として「木の葉や草、穀類、豆、トウモロコシ、果実」などを食べます。
砂漠に生える潅木や、トゲ(棘)のある植物(サボテン)なども食べてしまいます。
好き嫌いをいっていては過酷な環境の中では生きていけないのですね。

ヒトコブラクダは砂漠に生えている固くて水分の少ない草も食べる。
わら(藁)やむしろ(蓆)を食べて飢えを満たすこともある。

スーダン東部では、わら(藁)の屋根やアシ(葦)の壁を食べてしまうラクダから、自分たちの住む小屋を守らねばならないと言う。
大変ですね。
餌を与えていないから飢えたラクダに小屋を食べられてしまうのです。




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