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南極に帰る、迷子のコウテイペンギン「ハッピーフィート」 - NZ [ペンギン]


南極生息のコウテイペンギン、1羽だけニュージーランドに上陸。
6月22日、南極を生息地とするコウテイペンギンが、1羽だけで3000キロ離れたニュージーランドのカピティ・コースト海岸に出現し、専門家たちを驚かせている。
この若いオスのコウテイペンギンは健康上は何の問題もなさそうで、南極に比べればかなり暖かい海で、体を冷却するために普通どおり泳いでいるという。
コウテイペンギンは南極の夏の間に食物を求めて海に出るが、このペンギンは若く、きっと海に出たのが初めてで、思わず遠くまで行き過ぎ迷ってしまったのではないかという。




迷子のコウテイペンギン体調急変、暑くて砂食べた?NZ
生息地の南極から3000キロ離れたニュージーランドの浜辺に1羽だけ出現したコウテイペンギンの体調が6月24日朝、突然悪化し、ウェリントン動物園(Wellington Zoo)に搬送された。




体調を崩した迷子のコウテイペンギンを救え!一流医師が手術 NZ
体調を崩していたコウテイペンギンの「ハッピーフィート(Happy Feet)」を救うため、同国トップクラスの医師が招集され、6月27日にウェリントン動物園(Wellington Zoo)で手術を行った。




9月4日、世界で最も有名な迷子のコウテイペンギン「ハッピーフィート(Happy Feet)」が海に帰された。
これからハッピーフィートは自力で泳いで、生まれ故郷の南極に帰ることになるのです。
「ハッピーフィート(Happy Feet)」は、生息地の南極から3000キロ離れたニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)に近い浜辺で発見された「迷子のコウテイペンギン」です。

ハッピーフィートは、ニュージーランド南島から700キロ南のキャンベル島の沖合で、調査船タンガロアから海に戻されました。
ハッピーフィートの故郷、南極はさらに2000キロも南なのですが、無事に南極に帰還することができるのしょうか。
なおハッピーフィートには衛星追跡装置とマイクロチップが取り付けられているようです。

コウテイペンギンは肉食性で、「魚類、イカ、オキアミ」などを捕食しますが、天敵はシャチやヒョウアザラシなどです。
繁殖地は海岸から50km~160kmほど離れた南極大陸の内陸部(氷原)なのです。。
驚いたことに、コウテイペンギンは零下数十度の冬の南極(氷原)で繁殖を始めるのですが、抱卵はオスの役目です。
南極の氷原で、メス(雌)は営巣せずに産卵し、オス(雄)が直立姿勢のまま約2カ月間絶食して抱卵するのです。

産卵により疲労したメスは食物(魚やイカ)を求めて海へ向かいますが、繁殖地に残ったオスはメスが産んだ卵を足の上に乗せ、抱卵嚢(ほうらんのう)と呼ばれる両肢の間のお腹の皮を使って抱卵します。巣がないので抱卵は氷原上で立ったままで行います。
オスはブリザード(地吹雪)が吹き荒れて-60℃になる極寒の冬の氷原上で身を寄せ合い、抱卵を続けるのです。

卵は約65日で孵化するのですが、その間、抱卵中のオスは雪を食べるしかない絶食状態に置かれるのです。
メスが海から戻ってくると、ヒナ(雛)への給餌をメスが行うため、オスはやっと海に出て行って餌にありつけることになる。
海へ行ってきたメスは胃の中にヒナのための食物(オキアミなど)を貯蔵しており、その食物を吐き出してヒナに餌として与える。

オスが可哀そうですね。なぜ営巣して巣の中に産卵しないのでしょうか?巣があればオスはどんなに助かることでしょう。
しかしコウテイペンギンの生命力は「すさまじい」としか言いようがありません。まさに皇帝のペンギンです。
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