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絶滅の危機に瀕するアオウミガメのベビーブーム、フィリピン [青海亀 アオウミガメ]


【2012年2月4日】世界的に絶滅の危機に瀕しているアオウミガメが、フィリピン南部で「ベビーブーム」を迎えていると言う。
アオウミガメ保護区タートル・アイランズ(Turtle Islands)を構成する9つの島の1つバグアン(Baguan)には2011年、144万個の卵が産み付けられた。
これは記録を取り始めた1984年以降で最も多い卵数だと言う。
絶滅の危機に瀕しているアオウミガメのベビーブーム到来か?

これは絶滅の危機を見越して、アオウミガメが例年より多い大量の卵を産み付けたのではないだろうか?
アオウミガメの生存率は1%弱なので、カメ卵の密漁がなければ、今後新たに約1万3000匹が世界の海に生息すると考えられる。

アオウミガメの卵はアジアの一部地域で人気の食材で、ここで保護活動が始まった1980年代前半は、密漁により産み付けられた卵はほぼ全てなくなっていた。
フィリピンと隣国のマレーシア、コンサベーション・インターナショナルなどによる保護活動によって卵の密漁の取り締まりや地元のボランティアによるパトロールが強化された。
フィリピンの沿岸警備隊や海軍もパトロールに協力していると言う。
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