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バクの赤ちゃんを初公開、独動物園 [獏 バク]


【2012年05月16日】ドイツ北部ハンブルクのハーゲンベック動物園では、5月15日、屋外施設でバクの赤ちゃん「パリマ(Parima)」がお披露目された模様。

パリマは同動物園で今月1日に誕生し、ベネズエラの自然保護区域にちなんで命名されたらしい。

バク (獏) は、北アメリカ大陸南部、南アメリカ大陸、中南米、東南アジアに分布する。
中南米に分布するアメリカバク、東南アジアに分布するマレーバクなど。
奇蹄目/バク科の哺乳類で実際に存在する動物も獏(ばく)と呼ばれる。

体長は2~3メートル内外。前脚が後脚よりも長いという特異な骨格構造を持つらしい。

鼻と上唇が結合して、長く伸びるゾウの鼻のような口吻を持つ。
これをかなり自由に動かして食物を採ったりすることができる。

熱帯林(密林)の水辺に生息し、主に夜、木の葉や木の実、果実、草、水草など植物性のものを食べ歩く。
水辺を好み、深い森林の湖沼や川の近くで生活している。

バクは哺乳類の中では、かなり原始的な動物で、その姿、暮らしは約2000万年前からほとんどど変わっていない。

中国の伝説上の獣「獏(ばく)」と同一視され、日本では夢(悪夢)を食べる動物とされている。

中国には想像上の動物としての獏(ばく)があり、毛は白黒の斑で、形は熊、鼻は象、目は犀、尾は牛、脚は虎のようだとされ、「睡眠中に悪気を払う、人間の悪夢を食ってくれる」との俗信があるようです。

日本の室町時代末期には、獏の文字や図は縁起物として用いられ、江戸時代には獏の絵を描いた札が縁起物として流行したらしい。
箱枕に獏の絵が描かれたり、獏の形をした「獏枕」が作られることもあったようです。

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ラクダの祭典が開幕する、アラブ首長国連邦 [ラクダ]


【2012年12月23日】アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ郊外、マディーナ・ザイードで、ラクダの祭典「Mazayin Dhafra」が開催されたもよう。
イベントにはペルシャ湾沿岸諸国から多くの参加者が集まり、ラクダのレースや「美ラクダ」コンテスト、工芸品の展示会などが行われたらしい。
コンテストで審査する美ラクダの基準は、どんな条件なんでしょうね。

写真6/16枚は、祭典の会場近くでラクダの手綱を引く男の子。
写真12/16枚は、ラクダレースのスタート地点に並ぶラクダと騎手たち。

疾走するラクダの首が長いのにはビックリ仰天です。キリンには負けるとしても長い首ですね。赤い砂丘の模様が美しい。

ラクダは『砂漠の舟』とも呼ばれ、アラブ世界では古くから重要な移動手段であったらしい。

ラクダは砂漠のような乾燥した環境に適応しており、水を飲まずに数日間は平気で耐えることができる。

酷暑や乾燥に対する強い耐久力があり、砂漠地帯で長時間にわたって水を飲まずに行動できると言う。

背中のこぶには水を蓄えているのではない。ラクダは血液中に水分を蓄えていることがわかっているらしい。

ラクダは一度に80リットル、最高で136リットルもの水を飲むが、その水は血液中に吸収され、大量の水分を含んだ血液が循環するらしい。

さらに人間の場合は体重の1割程度の水が失われると生命に危険が及ぶが、ラクダは4割が失われても生命を維持できると言う。
酷暑で乾燥した砂漠の厳しい環境に適応して進化してきたのだろう。

砂漠地帯で長時間水を飲まずに行動できるため、古くから駱駝騎兵としても軍事利用されてきたらしい。


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世界最大級のラクダ市が開催、インド [ラクダ]


【2012年11月25日】インドのプシュカール郊外で世界最大規模のラクダ市が開催されているらしい。
毎年恒例の伝統行事であるラクダ市には5日間の開催期間中に数千人もの商人が訪れ、主にラクダ(駱駝)などの家畜の売買を行うと言う。

写真はラクダの側で、焚き火に当たるラクダ商人(2012年11月23日撮影)。
ラクダ商人が焚き火で暖を取るくらいだから今インドの夜は寒いのだろう。

ラクダ(駱駝)はラクダ科に属する哺乳類であり、西アジア原産で背中に1つのこぶをもつヒトコブラクダと、中央アジア原産で2つのこぶをもつフタコブラクダ の2種が現存すると言う。

ラクダ(駱駝)の背中のこぶ(瘤)には水を蓄えているのではないらしい。
背中のこぶ(瘤)の中には脂肪が入っており、エネルギーを蓄えるだけでなく、脂肪は「断熱材」として働き、汗をほとんどかかないラクダの体温が日射しによって上昇しすぎるのを防ぐ役割があると言う。

皮下脂肪のほとんどが背中に集中しているので、上から背中に照りつける日射しの熱を遮ると共に、背中以外の体表からは放熱を促すように働くと言う。

こぶ(瘤)として体の一ヶ所に脂肪を集めておくと、全体に脂肪があるよりも、体の熱を逃がすのに便利なのです。
皮下脂肪が背中に集中しているのは、上から照りつける日射しの熱を遮るのに都合がいいのですね。

熱帯の砂漠では酷暑の日中は日射しを避けて、こかげ(木蔭)で休息し、夜間に星や月の光を頼りにラクダで旅(移動)するらしい。
月の砂漠を旅するのですね。これなら涼しくて快適、ラクダも楽だというものです。

食用としてのラクダ利用において最も重要なものはラクダ乳の利用と言われる。

イスラム圏において古来から乳用動物として飼育されてきたものは「ラクダ、ヒツジ、ヤギ」ですが、ラクダはヒツジやヤギに比べて授乳期間が長い(約13か月)上に、乳生産量も一日5リットル以上と非常に多かったため、ラクダ乳は砂漠地帯の遊牧民の主食とされてきたらしい。

ラクダは草食(植物食)であり、餌として「木の葉や草、穀類、豆、トウモロコシ、果実」などを食べます。
砂漠に生える潅木や、トゲ(棘)のある植物(サボテン)なども食べてしまいます。
好き嫌いをいっていては過酷な環境の中では生きていけないのですね。

ヒトコブラクダは砂漠に生えている固くて水分の少ない草も食べる。
わら(藁)やむしろ(蓆)を食べて飢えを満たすこともある。

スーダン東部では、わら(藁)の屋根やアシ(葦)の壁を食べてしまうラクダから、自分たちの住む小屋を守らねばならないと言う。
大変ですね。
餌を与えていないから飢えたラクダに小屋を食べられてしまうのです。




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